
2008 年 9 月 19 日
私の店が道路拡張で収容され、建て替えた後に、県の土木担当の人から、けやきも切られることを聞かされる。
私は、その人にけやきは切られてから、どうされるのかと聞くと、
「燃やして処分する」と言う。
さらに、「私たちは、木のたたりが怖いので、下請けの下請けに切らせる」と言う。
私は、いてもたってもいられず、西谷酒造の重い門を押して、けやきに会いに行く。
日が暮れる直前の風の強い夕方、けやきはその場所で寂しそうにたたずんでいた。
目の前のけやきが来年の1月に切られるのを、知っているのは工事担当者と、西谷さんご夫妻、そして私とけやきだけだろう。そして、だれにも、知られずにこのまま切られて燃やされてしまうのは、あまりにも、けやきがかわいそうだ!
風がますます強くなってきた、けやきの枝も大きく揺れ動いている。
まるで、人間が信じられずに、私にも、近づくな!
とでも、言っているようだ。
私は、近づいて、幹に手を当て、
「私は、小さい頃、あなたに登り遊ばせてもらっていた者です、私は、あなたの味方ですから」と心の中でつぶやいた。
すると、急に風が止み、けやきの揺れもおさまった。
それからです、私の前に必要な人が現れだしたのは!




















