オーナー三好一郎のブログ

<プロフィール> 学生時代は野球に熱中。ひじの骨折で野球を断念後、バイトと旅に明け暮れる。そして、北海道へ家出、牧場で働いた後各地を放浪。一転、税理士を目指し広島の学校へ入学後猛勉強。初心者から4ヵ月足らずで簿記一級試験にトップで合格するが、体を動かす仕事の方が性に合っていると帰省、家業の食料品小売にたずさわる。その後、高校2年の夏から付き合っていた典子と結婚。

2008 年 9 月 19 日

 9年前の5月の初め、私は、小さい頃、木のぼりをして遊んだ西谷酒造の樹齢200年とも言われるけやきに会いに行く決意をする。

 私の店が道路拡張で収容され、建て替えた後に、県の土木担当の人から、けやきも切られることを聞かされる。
私は、その人にけやきは切られてから、どうされるのかと聞くと、
「燃やして処分する」と言う。
さらに、「私たちは、木のたたりが怖いので、下請けの下請けに切らせる」と言う。
 
 私は、いてもたってもいられず、西谷酒造の重い門を押して、けやきに会いに行く。
日が暮れる直前の風の強い夕方、けやきはその場所で寂しそうにたたずんでいた。
目の前のけやきが来年の1月に切られるのを、知っているのは工事担当者と、西谷さんご夫妻、そして私とけやきだけだろう。そして、だれにも、知られずにこのまま切られて燃やされてしまうのは、あまりにも、けやきがかわいそうだ!
 風がますます強くなってきた、けやきの枝も大きく揺れ動いている。
まるで、人間が信じられずに、私にも、近づくな!
とでも、言っているようだ。
  
 私は、近づいて、幹に手を当て、
「私は、小さい頃、あなたに登り遊ばせてもらっていた者です、私は、あなたの味方ですから」と心の中でつぶやいた。
 すると、急に風が止み、けやきの揺れもおさまった。

 それからです、私の前に必要な人が現れだしたのは!

 

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