オーナー三好一郎のブログ

<プロフィール> 学生時代は野球に熱中。ひじの骨折で野球を断念後、バイトと旅に明け暮れる。そして、北海道へ家出、牧場で働いた後各地を放浪。一転、税理士を目指し広島の学校へ入学後猛勉強。初心者から4ヵ月足らずで簿記一級試験にトップで合格するが、体を動かす仕事の方が性に合っていると帰省、家業の食料品小売にたずさわる。その後、高校2年の夏から付き合っていた典子と結婚。

2008 年 9 月 29 日

けやきに会い、「君の味方になるから」と言った数日後、
店に掛けていた、立山の写真を真剣に見ている女性が現れた。
そして、私に、この写真誰が撮られたの?と、聞いてきた。
私が、昨年の秋撮りました。と答えると、彼女は、
「この写真に、透明な空気を感じる」とつぶやいた。

 

その前の年の秋、アトピーの悪化で、好きな野球も断念し、目標を失い、目の輝きを失った長男と一緒に立山縦走の旅に出た。
 私自身、当時早朝から、深夜まで働き、休みの日は、安全な食品を作っている生産者を訪ねて各地飛び回っていたが、店の赤字は、とどまることなく、かなり疲れていた。
 
 その日の、立山から見た、富山湾方面に沈んでいく夕日は、生涯一番とも言える素晴らしい光景で、自然が織り成すドラマに言葉もなくし魅せられる。 
 長男と同じ時間を共有し、二人で刻々と移り行く情景を目の前にし、日頃の疲れも吹っ飛び、「このような美しい星に生まれて、こんな経験をさせてもらっている私は、幸せ者だ」と思い、なんともいえない幸福感と、安らぎを感じた。
隣で見ている長男も、何かを感じているようだ。
 翌日の立山縦走も、かなりきつい山登りだったが、美しい景色とともに思い出深く、長男との、一生忘れえぬ旅となった。
旅から帰ってから、明らかに長男の目に輝きが戻り、私も、必死に仕事に打ち込んだ。
 その頃、一人の女性が来店し、「やっと、私が探していた店を見つけた」と、私に言ってくれた言葉を聞いて、涙が溢れ出る。

 

私の撮った立山の写真に透明な空気を感じると、言われた女性は、児童文学作家の西村恭子さんで、彼女との出会いが、けやきコンサートに繋がることになるとは、その時は、まだ知る由もない。

 

 

トップお店のご紹介商品のご案内社長三好一郎お買い物へカゴを見る