
2008 年 6 月 25 日
翌朝、昨日から降り続いている雨の中、朝風呂に入る、
(ガラスの天井がついているので雨はかからない)
雨の音を聞きながらの朝風呂もオツなものだ。それから母屋の紫扉洞で朝食をいただく、案内された個室は大好きなジョージナカシマの家具にアンティークの欧風家具、そこに昔のロイヤルコペンハーゲンの食器が置かれ不思議な静けさの感じる落ち着いた空間だ、運ばれてきた料理もシンプルだが滋味深い味わいで、このしつらいと料理がマッチしている。
朝食の後はTan’barで美味しいコーヒーをいただく、夜は枯れたあじわいを感じるスイングジャズが流れていたが 朝は、クラシックが流れている、窓は開け放れているので雨の音も聞こえるのだが、低音はきわめてゆっくりとただようように感じられ、昨晩は分からなかったウエスタンのスピーカーの凄さを思い知る。
いや~!いつまでも聞いていたくなる音だ!貸切状態だったので一時間近くいたのだが、クラシックに雨の音のハーモニーがことのほか、けだるさをともなう気持ちよさで、雨の湯布院で良かったと思ってしまった。
チェックアウトの後は無量塔がプロディースする空想の森美術館の中へ、音をテーマにした絵画や立体オブジェを観たが、韓国の作家リーウーファンの絵画が強く印象に残った、その後二階にある読書室で気になる本を色々見つけて一時間ほど時間を過ごす。
ここの蔵書を読んでいると無量塔のオーナー藤林さんが、いつ、何を感じ、いつ、何を求めていたのかが垣間見えてきた。
本当にいい宿だった、温かみを感じるサービスも最高だった、しかし、13年前、たった四室で始めたこの宿をここまでにしてきたのは、間違いなくオーナー藤林さんが理想を夢みつつ、それに向けての熱い思いがあったからだろう、無量とは仏教用語で計り知れないの意味、いまも藤林さんは無限の夢を見て、そして挑戦しているのだろう。
無量塔を去る時、私もそろそろ次の夢を見ることにしようと思った!




















