
2008 年 8 月 1 日
今夜の宿泊客は、私達二人だけなので、誰にも気兼ねすることなく、まるで自分の別荘のようにくつろいでしまう。
夕食までの時間を、好きなジャンセンのリトグラフが置かれたリビングで、好きな本を読みながら、ゆっくりと流れていく時間を過ごす。
楽しみにしていた夕食の時間になり、オーナーがロンドンで買い付けたアンティークが絵になるダイニングスペースに案内された。窓の外は、ちょうど日が暮れて来て、暮れなずむ情景が美しい。
白ワインで乾杯し、わくわくしながら、料理を待つ。
まず、出てきた真鯛の昆布〆めカッペリーニ仕立ては、これから始まるシンフォニーのまさしく序章であった。
続いて出てきた料理は、私の好きな木工作家の三谷龍二さんの木の器に盛られて出てきた、トマトとなすのモッツァレラ溜まり醤油風味で、官能的なまでの美しさと、奥深い味にうっとりとしてしまう。
次々と出てくる料理は和の素材に、オリーブオイル、チーズ、クリームなどの洋の素材を上手く融合させ、時には、フレンチ、、イタリアン風に、アジア、アフリカの風を感じさせ、軽やかさのなかにも、しっかりとした力強さを感じる、ワインに素晴らしく合う、まさしく、KASUKE料理と呼べるものだ。
ワインの酔いも程なく回り、刺激的なまでの料理と、心地よい空間、オーナーの温かなサービス、全てが気持ち良く、ゆったりと流れてゆく時に酔いしれた。




















